自動車担保金融でも過払い!?
数日前に相談に訪れたB男さん、聞き取りしたところ、
2年前に、(株)Aファイナンスと称する業者に、自動車を
担保に入れ、お金を借りたという。
自動車そのものは1年前に返してもらえたが、なぜか
月々の返済に駐車場代も加えた2万5千円を払い続けた
らしい。
単純な返済方法であったため、その場で利息制限法に
引き直してみると、既に20万円の過払いとなっていた。
翌日早速電話をかけてみると、
業者「いま店をたたんでる最中でして・・・」
わかば「お宅は本当に株式会社なんですか?」
業者「え?ええまあ。あれ有限だったかな?」
わかば「法人でないのに法人を名乗ると
罰せられますよ。告訴も視野に入れた方が
良さそうですね?」
業者「・・・。B男さんの件は可能な限りお金を
お返ししますので、なるべく穏便にお願いします。」
わかば「分かりました。いつまでにいくら返済して
くれますか?」
業者「10日金曜までに何とか15万はお返しします。」
わかば「何で減額されてるんですか?」
業者「お恥ずかしい限りですが、もう本当にお金ない
んです。店も辞めてしまいますし・・・。」
嘘を言っている様子はない。もし逃げられてしまって
からでは遅い。
その条件で手を打つことにした。
わかば「ではその場で和解書と現金の引き替え
ということで」
そして今日先方の事務所で引き替えを行った。
業者「15万円お確かめください。
ちょっと細かくて申し訳無いですが・・。」
わかば「いえ、確認致します・・。」
13万円までは一万円札であったが、それ以外は
千円札や小銭も混じっていた。
恐らくかき集めたお金だろう。
経営者を名乗る中年の男性も至って普通の方で
あった。
少し心が痛かったが、取ってはいけない利息を
取っていた以上、仕方ない。
依頼者のB男さんのことを思い出し、しっかり
全額回収した。
和解書を作成しながら経営者の男性に話しを
聞くと、今月で全て引き払って何か違う業種へ
転職するとのこと。
もはや中小零細の金融業では、法改正後に
単独でやっていくのは難しいらしい。
何とも言えない気持ちになったが、
その場を後にし、B男さんんへ報告の電話
を入れた。