Profile

司法書士
わかば法務相談室

お客様第一主義を徹底し、日々業務に取り組んでいます。  債務整理や過払い請求のリアルな現状を、ブログを通して一般の方々にお伝えできればと思います。 ご不明な点やご相談は電話・メールにてお気軽にどうぞ。

わかば法務相談室

Site search

Categories

Monthly Archives

Recent Entries

Recent Trackbacks

Links

Tag Clouds

2008年 12月 25日

過払い請求 返さない業者には訴訟が効果的です

今年も残すところあと一週間を切った。

午前、東京の中小業者であるPファイナンス

からMさんの過払いの件で電話が入る。

少し前に交渉した際、元金の半額なら

返すが、それ以上は業績悪化のため

返さないと言いはなった。

そのため訴訟の準備をし、午後裁判所に

提出するところだった。

 

P社「前回の交渉のあと、検討はどうかな

と思いまして」

 

わかば「もう話すことはありませんよ。

ちょうど訴訟の準備も整いましたので、

午後提訴しますから」

 

P社「えー、ちょっと待って下さいよ」

 

わかば「待つも何も、元金の半額しか

返さない業者と話す事なんて何も

ありませんよ。じゃ、失礼します」

 

P社「先生待ってください、先日の

半額というのはひとつの提案ですから、

もう一度話しましょうよ」

 

わかば「・・・。ではいくら返すというんですか?」

 

P社「うちも破綻寸前ですが、元金の80%お返し

しますので」

 

わかば「分かりました。後は裁判官の判断に

従いましょう」

 

P社「分かりました。元金の90%で、来月返還

させて頂きます。

どうかこれで勘弁して頂けませんか・・。」

 

中小でしかも大幅に業務縮小している会社

相手に訴訟しても、満額取れるとは限らない。

少しでも多く、早期に回収した方が時には

良い場合もある。

 

わかば「・・・・。分かりました。今回は

それで手を打ちましょう。」

 

P社「すみません。助かります。

和解書だけお願いします。」

 

わかば「承知しました。

返せるなら最初から値切らないで

返した方がいいんじゃないですか?」

 

P社「ええ、ごもっともなんですが、

本当にいま会社が厳しい状況でして、

新規の貸出もしていませんし、

店舗も今は東京のこちらの部署だけに

なってしまいましたし、我々もいつ首を

切られるか戦々恐々としてるんです。」

 

わかば「たいへんなのはわかりますが、

お客様だって大変な中一生懸命返済を

してきたんですから。

和解書至急送りますので」

 

この件は提訴一歩手前で解決となった。

大手と違い、中小業者はいつ倒産しても

おかしくはない。

減額を認めたことで甘いと思われるかも

しれないが、いくら判決を取っても相手が

倒産して、取るものが何もなければ、

判決という紙切れを持っているに過ぎない。

過払い請求は相手の状況を見極めた対応が

大切です。

 

今回も早期解決の決め手となったのは

訴訟にほかなりません。

一歩も引かない強い姿勢が交渉を有利に

進める重要なポイントです!

 

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL: