アコムへ訴訟攻勢
午後、顧客Sさんの過払い訴訟の件で
アコムの担当より電話が入る。
アコム「今日はSさんの件ですが、
また訴訟ですか・・。
話し合いでの解決は難しいので
しょうか?」
わかば「こちらも訴訟提起は本意では
ありませんよ。
ただ、最近の御社は対応も遅いですし
金額も以前より厳しくなってますから
仕方なくですよ。」
アコム「こちらも経営状況が厳しいんですよ。
そのあたりの事情も汲んでくださいよ」
わかば「Sさんもぎりぎりの生活の中で
返済を続けてきたんです。
御社よりよっぽど厳しいんですよ」
アコム「今回の和解条件はどうなりますか?」
わかば「過払い元金に平成13年の完済時から
の利息を付加した170万円であれば和解可能
です。」
アコム「平成13年からの5%利息全額ですか?
勘弁してくださいよ。」
わかば「分断等の争点もありませんので
減額には一切応じられません」
アコム「・・・。減額していただければ支払日を
早めますが?」
わかば「支払日が先になればそれだけ
利息がかさむだけですよ。
こちらはどちらでもかまいませんが?」
アコム「・・・・。では170万円で稟議あげます。
和解書用意しておいてください。」
わかば「承知しました。」
夕方、アコムより決裁がおりた旨の連絡が
きたため、すぐにSさんへ報告の電話を入れる。
わかば「Sさんやりましたよ。4月中旬に170万
返ってきますから!」
Sさん「えーっ?本当に返ってくるんですか!?」
わかば「本当ですよ。あと少しの辛抱ですから!」
Sさん「わ、分かりました。何だか信じられない
ですけど、よろしくお願いします。」
Sさんは60歳前にしてリストラに遭ってしまった。
このご時世、すぐには仕事は見つからず、返済に
窮し相談に訪れた。
利用していた消費者金融3社は過払いが見込める
ため返済の心配は消えた。
だが問題は生活費だ。
数年前に奥さんと離婚したため、Sさんには
頼るべき親族がいない。
収入は大幅ダウンし、とうとう貯金も底をついて
しまった。
何とか日払いの仕事を見つけてしのいでいるが
家賃支払いの目処がたたない。
「10年位前にアコムを使ってたことがある。」
Sさんのこの証言をもとにアコムへ過払い調査。
もう時効かもしれない。ダメもとで調査した結果、
なんと120万円の過払いが平成13年の完済時点
で発生していた。
一刻も早くSさんの手元にお金を戻すべく直ちに
訴訟を提起。
そして、利息を満額付けたうえでのスピード
解決となった。
これだけのお金があればSさんも当座は
しのげるだろう。
アコムは最近になり、対応が遅くなったため、
やむを得ず訴訟対応に方針を変えた。
訴訟になれば嫌でも期日は決まってくるため、
対応の遅れは許されない。
そして利息もほぼ満額が付加される。
訴訟が困るのであれば迅速に対応すればよい。
こちらの姿勢が浸透するまで攻勢の手を決して
ゆるめません。