2009年11月29日

深刻な不況です

本日は日曜日。

午後、相談者Aさん(40代・男性)が来所。

 

借入先はプロミス、アコムなど4社で200万。

借りて返してを繰り返すこと約7年。

特に返済が遅れることはなかったが、

派遣社員であるAさんは、派遣先(製造業)の

都合により、12月から約3ヶ月間、仕事が

なくなってしまった。

3ヶ月経てばまた仕事が再開できると会社から

約束されたものの、休業補償的なものは出ない

ため、返済に窮し相談に訪れた。

 

聞き取りの結果、各社の負債は相当減額が

見込まれ、場合によっては過払い金が発生

している可能性もある。

Aさんに手続きの内容を説明し、手続き費用も

仕事復帰後の分割払いということでお受けする

ことにした。

 

わかば「当面は生活のことだけ考えて頑張って

ください」

 

Aさん「そうですね、何とか日雇いの仕事でも

見つけて年が越せるように頑張ります。

3ヶ月先とはいえ、戻れるだけまだましかも

しれないです。

自分の周りではリストラや派遣切りされた

人もたくさんいるので・・。

とにかく頑張ります!」

 

わかば「そうですね、頑張りましょう!」

 

 

リーマンショックから1年以上経つが、

日本の不況は深刻さを増している気が

するのは気のせいだろうか?

 

これからボーナスの時期を迎えますが、

もし、ボーナスカットや減額により、

住宅ローンやカードローンなどの支払いに

窮した場合、早めに専門家などにご相談

ください。

また、モラトリアム法案の成立により、

銀行も住宅ローンの返済について、以前

より相談しやすくなっているようです。

 

 

 

 

2009年11月27日

クラヴィス 判決でも3割返還!?

午後、顧客Sさんの過払いの件で

クラヴィスの担当より電話が入る。

 

クラヴィス「先日判決となったSさん

の件ですが?」

 

わかば「こちらの主張通り満額で

判決になった件ですね」

 

クラヴィス「それでご相談なんですが、

早期返還しますので、過払い元金の

3割でどうでしょうか?」

 

わかば「は? 何を言ってるんですか?

お宅は判決取られてるんですよ?」

 

クラヴィス「ええ、それは分かっているの

ですが・・。」

 

わかば「判決取られてなんで3割返還に

応じなきゃいけないの?」

 

クラヴィス「ではどうしたら和解に

応じていただけますか?」

 

わかば「応じるも何も、裁判でこちらの主張が

認められた訳ですから、支払日までの利息を

付して全額返還ください」

 

クラヴィス「すみませんが、私にはそこまでの

権限がないので・・。」

 

わかば「では強制執行するので、もう結構です」

 

クラヴィス「どこも執行かけても空振りに終わって

ますよ?」

 

わかば「お宅に言われてはいそうですかとは

いきませんよ。

ダメ元でやってみますから」

 

クラヴィス「そうですか、分かりました。」

 

 

今年に入り、ネオライングループの傘下に

入ったクラヴィス(旧:タンポート)。

ネオライングループになってからは急激に

返還の条件は悪くなっていったが、とうとう

判決取られても3割返還などとばかげた

ことを言い出した。

通常、ネオライングループは、判決を

取られると依頼者本人に対し、小為替を

直接送りつける方法で一応全額返還に

応じてきた(グループ内でも多少の対応

の相違はありますが)。

ネオライングループの方針が変わった

のか、単にクラヴィスだけのことなのかは

定かではないが、いずれにしても3割返還

では到底依頼者も納得できないため、

執行手続きの準備を開始した。

 

2009年11月26日

裁判所 処理追いつかず・・

午前、東京簡裁の書記官より電話が入る。

 

書記官「先日提出されたAさんとB社の

不当利得返還請求訴訟の件なのですが?」

 

わかば「何か不備でもありましたか?

(嫌な予感がする・・)」

 

書記官「裁判官からの指導で、この件は

一度調停(墨田庁舎)でよく話し合って

頂きたいのですが?」

 

わかば「(予感的中!) 無理です。

何度も話し合いましたが、お互いに平行線

ですから」

 

書記官「そうですか。

申し訳ないのですが、いま裁判所も案件が

膨大で処理が追いつかないんですよ。

調停不成立なら、本訴へ移行しますので」

 

わかば「・・・、そうですか、わかりました。

ではそれで結構です」

 

結局この件は一度調停で話し合う

こととなった。

訴訟と調停とで何が違うのか?

裁判所で行う点は変わらない。

だが、調停の場合、話し合うことが

前提のため、業者も足元を見てくる

のである。

これ以前にも実際に数件調停に移行

された件があったが、業者からの提示は

過払い元金の90%程度返還と、通常の

訴訟なら満額プラス利息を付して返還

する業者にもかかわらず足元を見られ、

結局本訴へと移行した。

 

東京は人口も多いが、消費者金融の

本社が多いことから、訴訟が集中している。

事件番号を見れば件数の多さがよく分かる。

だが調停をはさんだうえで訴訟となると解決

までの時間が長引いてしまう。

今のところどういう基準で調停に移行されて

いるのか不鮮明なため、今後の対応を

どうしたらよいか悩むところである。

 

2009年11月24日

貸金業者からの借金、約4割が配偶者には内緒・・

読売オンラインの報道によれば、貸金業者から借入をしている

専業主婦(主夫含む)の4割弱が配偶者に借金をしていることを

知らせていないことが、日本貸金業協会が24日発表したアンケート

結果で明らかになった。

 

 

先日の報道で、見直しが検討され始めた「総量規制」(貸金業者

からの借金を年収の3分の1以下とする規制)が予定通り来年の

6月に施行されると、所得が少ない専業主婦も配偶者と合算した

年収に基づいて借り入れることはできる。

しかし、収入がない専業主婦の場合などでは、夫(又は妻)の

年収証明の提出や本人の同意が必要となる。

そうなると隠していた借金が配偶者に明らかとなり、夫婦間の

トラブルになる可能性も否めない。

見直しの検討も入ったため、どうなるかまだ分からない

総量規制だが、意外なところにまで影響してくるかもしれません。

 

2009年11月20日

アイフルから次々と送られてくる為替

本日は週末金曜日。

夕方までに、アイフルの為替の件で

顧客より郵送到着の連絡が次々と入った。

 

9月に事業再生ADRを申請したアイフル

だが、その後は特に変化なく、相変わらず

の5割和解の主張を続けている。

だが、当然過払い元金の5割返還では

和解に至らない案件が多く、そのほとんどが

訴訟提起後に判決となっている。

訴訟になればアイフルは得意(?)の答弁書

(分厚いが使いまわし)を提出し、出廷も

してくるが、アイフルの主張が通ることは

皆無である。

 

判決をとられたものについては、今現在も

事前連絡なく、依頼者本人の自宅に小為替を

送りつける方法で、満額の返還に応じている。

今日はたまたまかもしれないが、アイフルから

の為替が判決を取った多くの顧客のもとへ

届いた。

当職では顧客への事前説明をきちんと行って

いたため、特に混乱は起きなかったが、

本人訴訟などご自身で訴訟提起されている

方で、家族に秘密の方はくれぐれもご注意

ください。

 

 

 

2009年11月19日

ワイド すっかりネオライン色に・・

午後、顧客Hさんの過払い訴訟の件で

ワイドの担当より電話が入る。

 

ワイド「ご検討いただけましたか?」

 

わかば「検討も何も過払い元金の2割

じゃ話になりませんよ」

 

ワイド「すみませんが、上の方針で

もうそれ以上どうにもならないんですよ」

 

わかば「判決しかないですかね?」

 

ワイド「ええ。仕方ないです。」

 

わかば「ずいぶんあっさりしてますね?」

 

ワイド「返還率が1割2割になってから

判決が増えましたが、今ではほったら

かしになってますよ。」

 

わかば「差し押さえされてもいいと?」

 

ワイド「押さえるものなんて殆どないです

から、実際は空振りが多いみたいです」

 

わかば「そうですか・・、これ以上話しても

しょうがないですね。

この件は判決の方向で進めますので」

 

ワイド「・・・、わかりました」

 

 

かつてアイフルグループであったワイド。

今年の3月くらいまでは、任意交渉でも

過払い元金の90%返還を受けることが

できた。

しかしその後業績は悪化し、返還率は

みるみる下がり、とうとう8月には悪名高い

ネオライングループの傘下に入って

しまった・・。

ネオライン傘下に入ってからはさらに

返還率は下がり、とうとう過払い元金の

1割、訴訟しても2割程度の返還しか

応じなくなった。

そして負債が残った場合の対応も

すっかりネオライン色になり、一括

返済を要求するようになった。

 

ネオライングループ(SFコーポレーション、

フロックス、クラヴィス、ワイド など)は

今後もさらなる警戒が必要です。

 

2009年11月17日

アコムの訴訟対応

午後、過払い返還訴訟を提起している

Tさんの件でアコムの担当より電話が入る。

 

アコム「この件は元金の8割で和解できれば

と思うのですが?」

 

わかば「減額する理由がありませんが?」

 

アコム「どうしても無理ですか?」

 

わかば「無理ですね。依頼人も元金を

割るようなら判決もらってくれと言っています」

 

アコム「・・・。少々お待ち下さい」

(しばし保留)

 

アコム「そうしたら、元金に利息を付けた

140万円で何とか和解できませんか?

一月には返還しますので」

 

わかば「分かりました。依頼人に確認

してまた連絡します」

 

 

その後依頼者Tさんに確認し、利息が

満額ではないものの、この内容で和解

して良いとの返事を頂いたため、この件

は期日一回目前に無事和解になった。

 

先月あたりからアコムも他社同様、

使いまわしの答弁書を提出し、期日に

担当者が出席し、無茶な和解を提案

してくるようになった。

だが、結局アコムの主張が通ることは

少ないため、以前のように早めに和解

の連絡をしてくるようになった。

やはり訴訟+強気の姿勢が大切です。

 

 

2009年11月14日

総量規制 見直しを検討!?

本日は土曜日。

日経新聞の記事によれば、金融庁は

改正貸金業法の見直しに関するプロジェクト

チーム(PT)を設置すると正式に発表したとのこと。

先月あたりからちらほらと噂話には聞いていたが、

とうとう本格的な協議に入るようだ。

 

総量規制とは借り手が融資を申し込む際、

年収の3分の1を超える貸付を禁止するもの。

当初来年の6月に施行される予定だった。

 

ところが、借り手の資金繰りに配慮するため

もう一度協議するとのこと。

果たしてそれでいいのだろうか?

一般的に、借りて返せなくなった場合、また

別の業者から借りて返済の穴埋めをされる

方は非常に多く、それが積み重なって多重

債務者を数百万人も生んできた。

確かに返済に困った人が、新たな借入を

できなければきついかもしれない。

 

だが、そこでさらに借入を増やしたところで

状況が改善するのだろうか?

それであれば早めに整理した方が傷は

浅く済むのではないだろうか。

他に検討することがないのか大いに疑問を

感じます。

 

2009年11月12日

消費者金融 4-9月決算 苦戦続く

本日付の日経新聞によれば、消費者金融

大手4社の2009年4-9月期連結決算が

出そろった。

経営再建中のアイフルは約2800億円の

大幅な赤字に転落。

アコムやプロミスも減益を余儀なくされた。

【最終損益】

プロミス 95億円

アコム 24億円

アイフル ▲2823億円

武富士 169億円

 

なお、アイフルは9月中間連結決算の

記者会見と投資家向け説明会の開催

を再建計画への配慮を理由に中止した。

アイフルが業績に関する対外説明を

中止するのは98年10月の上場以来

初めてのこと。

 

2009年11月10日

裁判官も色々です

午後、県内の某地裁まで顧客Aさんの

本人訴訟支援のため出向く。

相手は武富士で本日が2回目。

 

裁判官「被告とは和解の話し合いは

進んでいますか?」

 

Aさん「いえ、何も言ってきません。

特に具体的な主張もしてこないし、

このままではラチがあかないので、

判決を希望します」

 

裁判官「んー、そうは言ってもねー、

被告からも意見を聞かなきゃいけないし、

そのように裁判所も促していますから、

もう一度期日入れましょう。

次回は△月□日でいいですか?」

 

(こちらを伺うAさんにうなずく私)

Aさん「ええ、ではそれで・・。」

 

 

武富士は今回何も主張はして

こなかった。

普通なら原告の言い分がそのまま

通るケースだが、どうもこの裁判官は

判決文を書きたくないタイプのようだ。

すぐに判決を出してくださる裁判官も

いれば、出したがらない裁判官も

います。

また、中には消費者金融よりの

考え方を持っている裁判官も時々

見受けられます。

業者の対応も色々ですが、裁判官も

色々です・・。

 

2009年11月 6日

嬉しい報告

午前、書類作成などで慌しく仕事を

していると、ピンポンとチャイムが鳴る。

 

事務員「以前手続きをされたSさん親子が

いらっしゃってます」

 

わかば「えっ、Sさんが?」

 

特に今日来所の予約は入っていない。

急な相談事でもできたのだろうか!?

恐る恐る応接へ。

 

わかば「あー、Sさんご無沙汰しております。

お元気でしたか?」

 

Sさん「こちらこそその節は本当にありがとう

ございました。」

 

わかば「今日はいったいどうされたんですか?」

 

Sさん「実は近くまで用事があってきたので、

ついでに寄らせていただきました。

これ良かったら皆さんで)」

(立派なお菓子をいただく・・)

 

わかば「そうでしたか。

ご丁寧にありがとうございます。

生活の方はその後お変わりないですか?」

 

Sさん「ええ。おかげさまで毎月の返済が

なくなってからは毎月貯金に励んで

おります。

手続き後にちょっと体調を崩して入院

したのですが、お金の心配がなかった

のでそれが本当に助かりました。

もしあのまま借金が残っていれば、

病院にすらきっとぎりぎりまで行く

ことはできなかったと思います。」

 

わかば「そうでしたか。

じゃあ整理するにはこれ以上ないタイミング

でしたね」

 

Sさん「これもわかばさんのおかげです。

本当に感謝しております」

 

わかば「いえいえ、とんでもない。

こちらはほんの少しお手伝いしただけ

であって、Sさんとお子さんが長期間に

渡り返済をきちんと継続してこられた

からこその結果ですよ」

 

Sさん「また近くに来る用事がありましたら

その時はまた寄らせていただきます。」

 

わかば「ええ。いつでもお待ちしています!」

 

 

Sさん親子との出会いは一年前にさかのぼる。

当時Sさんは20年近く消費者金融の返済に

苦しみ、そして10年前からは毎月の返済の

不足をお子さんが消費者金融から借りて

Sさんを助けた。

 

債務整理を行った結果、一社以外は全社過払い。

負債の残った一社も過払い金で一括返済し、

Sさん親子のもとへは、今までに払いすぎた

金利の返還が数百万円戻ってきた。

 

もしあの時勇気を出して手続きを行って

いなければ今でも高利の返済に苦しみ、

体をも壊していたかもしれない。

Sさん親子の表情は一年前と比べると

本当に別人のようであった。

予期せぬSさん親子の嬉しい近況を聞き

午後はいつも以上に仕事がはかどりました。

 

 

2009年11月 4日

プロミス まだ大丈夫!?

午後、顧客Yさんの過払い訴訟の件で

プロミスの担当より電話が入る。

 

プロミス「Yさんの件で金額検討したのですが。」

 

わかば「どうでしたか?」

 

プロミス「元利合計の端数カット135万円で

お願いします」

 

わかば「分かりました。

返還日の方はどうなりましたか?」

 

プロミス「どうしても年内の決済がおりなかった

ので、1月△日でお願いします」

 

わかば「1月ですか・・、分かりました。

今回はそれで和解させていただきます。」

 

 

2回目の期日前に何とか和解が成立した。

プロミスは1回目に珍しく出廷し、元金での

和解を主張していたが、結局争点もない

ので争っても無駄と判断したのだろう。

夏くらいから、プロミスも過払い金の分割

返還を言い出し、金額面でも元金ベース

での主張を続けているが、今のところ

訴訟提起し、特に争点もないケースだと

元金に利息を加えた額で和解ができて

いる。

ただし、金額や担当によっては分割を

主張してくることもある。

プロミスも今後はどうなるか分からない

ため注意が必要です。

 

 

2009年11月 2日

ロプロ(旧 日栄) 会社更生手続き申し立てへ

暖かかった昨日とは一転して本日は

肌寒い一日となった。

午後になり驚くべきニュースが飛び込んできた。

商工ローン大手のロプロ(旧 日栄)が会社更生

手続き開始の申し立てを本日付で東京地裁に

行い、受理されたとのこと。

詳細はロプロのホームページにて確認できます。

http://www.lopro.co.jp/index.cgi

 

SFCG(旧 商工ファンド)に続き日栄もとは・・。

最近になり日栄も時間の問題と同業者の間

では噂になっていたが正直驚いた。

平成12年に過酷な取り立てが社会問題と

なり、出資法の上限利率を引き下げる要因と

なった両社。

SFCGの破産手続きは二重債権譲渡問題

などで難航しているが、果たしてロプロは

大丈夫なのだろうか。

 

当事務所の顧客でも日栄に過払い請求を

している方がいるが、いずれにしても

会社更生の申し立てが受理された以上は

いったんストップとなり、後は会社更生手続き

の中で請求していくしかない。

日栄に過払い金請求権をお持ちの方は、

届出期間内に忘れず債権届出を提出して

ください。