過払い請求 上半期総括
本日より7月。
今年も一年の半分が過ぎたかと思うと
本当に時間の流れが早く感じる。
改めて上半期の過払い請求の現場に
おける状況を振り返ってみると、今年は
昨年のように大型倒産はなかったものの、
各業者の対応は日増しに厳しさを増している
ことがまず挙げられる。
過払い請求訴訟に関しては目新しい大きな
論点はないが、昨年までなら訴訟提起後
すぐに和解できた業者も2回、3回と出廷
しないと和解にならなくなってきており、
アイフルやネオライングループ(SFコーポ
レーション、フロックス 他)などにおいては
たとえ論点がなくても控訴してくるようになった。
かつては優等生であったアコムも今では
任意請求だと過払い元金の50%返還を
言い出すようになり、訴訟してもすんなり
解決とはいかなくなった。
また、対応が悪化する消費者金融と
対照的に今まで対応が良かった信販系まで
対応が悪化し、オリコやイオンクレジット、セディナ
でさえ任意請求で過払い元金満額を回収すること
はできなくなってしまった。
唯一丸井だけは今でも任意の過払い請求に
満額で対応しているが、これもいつまで続くか
わからない。
そして上半期一番の目玉は総量規制(改正
貸金業法の完全施行)が始まったことである。
これにより、年収の3分の1を超える借入れが
原則としてできなくなるため、債務整理を
する人が増えたり、ヤミ金融に走る人が
増えることが予想されている。
だが、債務整理で一番多いはずの任意整理
で、将来的にも利息を要求する業者が増えて
きているため、任意整理が成立しない方の
破産や民事再生が今後は増えるかもしれない。
当事務所においては、今の所総量規制の目立った
影響は出ていないが、今後どうなるかは未知数である。
全体として少しずつ状況は悪化する一方なので、
債務整理にしても過払い請求にしても思い立った
ときにすぐ相談されることをお勧め致します。